KicadとLTspice(回路シミュレータ)の連携(5)FFT解析

KiCadのTipsというよりもLTSpiceでの.cirファイルのTipsに近いので、もう終わりにしようかと思いましたが、もう少しだけ書き足します。

AC解析、過渡解析と来れば次はFFT解析です。

前々回の記事で使用したプロジェクトファイルから作成した 555_ltspice.cir を使って、FFT解析を行います。作成されていない方は上記ファイルをダウンロードしてご使用下さい。

1.ダウンロードしたファイルをLTSpiceで開き、上部メニュー左から五番目のアイコンを押して解析を実行します。

2.上部メニュー「View」から「FFT」を選択します。
LTSpice_fft_1

 

3.設定ダイアログが開くので、解析したいノードを選択します。ここではV(/pwm)を選択しました。サンプル数、解析にかける時間の区間、窓関数などが選択できます。ここでは「ハニング窓」を選択しています。窓関数については詳しくないので、専門の方に委ねさせて頂きます。
LTSpice_fft_2

 

4.下図のように結果が表示されます。
LTSpice_fft_3
また、画面上右クリックで「Manual Limits」をクリックする事で軸設定を変更できます。

PS.今回もファイルをダウンロードされた方は下の「ツイート」「いいね」をクリックして下さると嬉しいです。